猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。最近は心理学関係の内容が多めです。

メジボフ.G,ハウリー.M(佐々木正美/監訳)『自閉症とインクルージョン教育の実践』

 

自閉症とインクルージョン教育の実践―学校現場のTEACCHプログラム

自閉症とインクルージョン教育の実践―学校現場のTEACCHプログラム

 

 

TEACCHプログラムの「構造化による教育」を紹介するとともに、ASDの生徒に対しナショナルカリキュラム(日本でいうところの学習指導要領のようなもののイギリス版)をいかに効果的に教えることができるかが書かれている。

 

翻訳書特有の硬さはあるが、事例が豊富でイメージが湧きやすい。

 

特に、視覚的スケジュールについての5章で、生徒の様々な認知発達の段階に応じた情報の提示の仕方はとても参考になった。