猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。最近は心理学関係の内容が多めです。

認知行動療法の入門書

認知療法認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ』

自分の実務には今まで必要なかったのでざっくりとした考え方しか理解していなかったのですが, 認知行動療法(CBT)の実際というのがどんなものかを勉強してみようかと思い購入.

雑多な感想など

著者が行なっているCBTに関するワークショップの内容を書籍化したもので, 実際にワークショップを受けてるような感じで気軽に読めます. 初学者にはもってこいの内容でした.

以下, 読みながら気になった点を箇条書きで

  • 技法そのものの紹介もあるが, 技法「以前」のCBTを成り立たせる枠組みが丁寧に解説されていて良かった
  • 著者の言う「ソクラテス式質問法」適度に制約をつけたオープン・クエスチョン(開かれた質問)というのは, CBTに限らず使い道は広そう
  • 発達障害児者支援の領域では, 保護者と話す機会は多いが, カウンセラーとクライエントがチームを組んで問題解決を目指すモデルというのはフィットする場面が多いと 思う
  • ロジャース自身はクライエントに質問をすることをタブー視していないのに, カウンセラーが来談者中心療法の教育を受けると, 質問をタブー視するようになってしまう現象が日本でも米国でも起きているという話は興味深かった

CBTの雰囲気を掴みたい初学者には大変おすすめです.