猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。最近は心理学関係の内容が多めです。

村井・橋本『心理学のためのサンプルサイズ設計入門』

心理学のためのサンプルサイズ設計入門 (KS専門書)

心理学のためのサンプルサイズ設計入門 (KS専門書)

大変勉強になる本だった。

効果量や検定力について一通り勉強していたものの、それらがサンプルサイズを決める観点から整理されていて、そうした知識の復習にもなった。同時に自分がデータをとる際にいかに無頓着な決め方をしていたか反省する点も多かった。

以下、良いと思った点

  • 2017年出版の本ということで、比較的新しい議論に触れている
  • 基礎的な知識の解説の後に、認知、社会、臨床など下位分野での実例紹介が丁寧で参考になる
  • カラーで見やすい
  • Rのコード付きですぐ試せる

心理系の調査をしたい人は買って損はないと思います。