猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。最近は心理学関係の内容が多めです。

続・シングルケース研究のグラフをRで描く

昨日の記事では折れ線グラフに白線を重ねて一部の線を消すなんて面倒くさいことをしたのだけれど、よくよく考えれば最初からデータを分けて入力してプロットすればいいだけの話であった。

データの準備の時点でフェイズごとにデータを分けて用意する。

#データ入力
phase1<- c(1:5) #ベースライン回数
selfinjury1 <- c(7,9,8,12,8) #ベースライン期の自傷行為の回数
phase2 <- c(6:20) #介入期期回数
selfinjury2 <- c(5,6,4,5,4,2,1,1,3,2,2,1,0,0,1) #介入期の自傷行為の回数

そして、それぞれのデータを共通のx軸、y軸でplot。

#ベースラインをプロット
plot(phase1, selfinjury1,
     type="o",  #マーカーと線を重ねる時はo
     pch=16, #●は16
     xlim = c(0,20), #x軸の範囲を指定
     ylim = c(0,12),  #y軸の範囲を指定
     xlab = "セッション回数",
     ylab = "自傷行為の生起頻度(回)"
)

#グラフの上書きを指定
par(new=T)

#介入期をプロット2
plot(phase2, selfinjury2, 
     type="o",  #マーカーと線を重ねる時はo
     pch=16, #●は16
     xlim= c(0,20), #x軸の範囲を指定
     ylim= c(0,12), #y軸の範囲を指定
     xlab="",  #軸のラベルを指定しないと変に重なる
     ylab=""
)

#垂線を描く
abline(v=5.5,lwd=2,lty=2)

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こっちの方が断然簡単でしたね。

【関連】
nekomosyakushimo.hatenablog.com