猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。最近は心理学関係の内容が多めです。

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

猫も杓子も今年の3冊【2016年】

年の瀬なので今年読んだ本で良かったものを紹介します。ちなみに、昨年の記事はこちら。nekomosyakushimo.hatenablog.com 今年は昨年に比べるとあまり本を読むことができなかったです。今までに学んだことを、実践してみたり、それを人に伝わりやすいように…

答申を読む

学習指導要領について、中教審の答申が公表されたのでざっと読んで気になったところだけ抜粋。幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)(中教審第197号):文部科学省 各部間での円滑な接…

坂爪一幸『特別支援教育に力を発揮する神経心理学入門』

特別支援教育に力を発揮する神経心理学入門 (ヒューマンケアブックス)作者: 坂爪一幸出版社/メーカー: 学研プラス発売日: 2012/03/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る今まで避けてきた脳機能関連について入門したいと思い読んだ。高次脳機能障…

クイックルワイパーでABAする

ABA(応用行動分析)的に考えて自分のQOLを上げようのコーナー。ABAでは、望ましい行動を起こりやすくするには結果事象を操作するだけでなく、先行条件を整えることも大事だと言われています。先行条件の操作の一つに「望ましい行動の反応努力を減らす」とい…

単一事例研究法の一般化について

※自分の中でも全然整理されていないのですが、そのままアップします。単一事例による研究の結果をどの程度一般化した結果として解釈して良いかについて考えている。例えば、ある指導法Aの効果が知りたくて、タロウさんを対象にデータをとるとする。ここで、…

物理的構造化と活動の遂行

ここのところの物理的構造化について考える機会が多い。以前は、活動の意味理解みたいな点が物理的構造化の肝だと考えていた。つまり、ASDの人にとって「ここは〇〇をやる場所なんだ」というのが理解できるようにすれば良いと思っていた。しかし、意味が理解…