2018-01-01から1年間の記事一覧
全く余裕がなくて記事の更新がストップしているけれど, 年一で書いているシリーズものぐらいは更新しておこうかと思います。 過去のもの 猫も杓子も今年の3冊【2017年】 - 猫も杓子も構造化 猫も杓子も今年の3冊【2016年】 - 猫も杓子も構造化 猫も杓子も今…
必要があってモデルの識別についての調べ物をしたその覚書。 使うデータはおなじみHolzingerSwineford1939。 潜在変数間に相関を仮定しない次のようなモデルを作ってみる。 library(lavaan) dat <- HolzingerSwineford1939 model1 <-" A =~ x1 + x2 B =~ x4 …
忙しいので記事にするだけのまとまった時間がとれないのですが、(後の自分のための)読んだという記録だけでも。 障害児の発達臨床〈1〉感覚と運動の高次化からみた子ども理解作者: 宇佐川浩出版社/メーカー: 学苑社発売日: 2007/07/01メディア: 単行本この…
www.jstage.jst.go.jp 日心のシンポで知り読んだ。大変勉強になる論文だった。 Fisher は p 値を,統計家がデータの解析結果を「報告」するときのモノサシと位置づけ,比較試験の結果,効果があったか否かの「判定」は,臨床試験の主査である医師が単独ある…
心理学方法論 (朝倉心理学講座)作者: 渡邊芳之出版社/メーカー: 朝倉書店発売日: 2007/09/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログを見る 3章「測定をめぐる諸問題」を読んだ。気になったところのメモ。 実験でも理論的も基礎でも臨…
重度障害者の就労支援のためのジョブコーチ入門作者: 小川浩出版社/メーカー: エンパワメント研究所発売日: 2001/07メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログを見る ジョブコーチ入門という書名の通りで、ジョブコーチというのがどういう仕事をす…
以前にシステマティック・インストラクションについて調べた記事を書いたとき、システマティック・インストラクションが日本語では「最小限の介入による指導」のプロンプトの階層を示す言葉のように扱われていることを指摘した。 nekomosyakushimo.hatenablo…
地域の政策とかデータとかを調べる必要があって色々触って見た覚書など。 地方創生に向けた取り組みなど 地方ごとに地域版の総合戦略というのを策定するのが努力義務であるらしい。各自治体で公表している。政策へのリンクは以下のページにまとめられている…
ディスレクシア 発達性読み書き障害 トレーニング・ブック作者: 平岩幹男出版社/メーカー: 合同出版発売日: 2018/06/30メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 仕事の都合で読んだ。 薄くて文字のポイント数が大きいのですぐに読める。 内容は、(1)デ…
barplot()はベクトルもしくは行列データを与えるといい感じで棒グラフや積み上げの棒グラフを作ってくれる。 その際のデフォルトの色について。 まず、ベクトルを与えると単純な棒グラフが出力される。デフォルトの色はcol="grey"である。 x <- c(4,5,7) bar…
Rでプロットするといい感じに枠と範囲を決めてくれるが、諸般の事情から枠の隅の座標が知りたくて調べたことの覚書。 結論から言えば、デフォルトではplotした範囲(xlim,ylimで指定した範囲)の4%分の長さを外にとっているっぽい。 プロットしたときに出る…
結構昔に、シングルケースのグラフをRで描く記事を書いた。 シングルケース研究のグラフをRで描く 続・シングルケース研究のグラフをRで描く なんやかんやでR歴が2年近くになった今見ると、すごい無駄な事しているなぁと思ったりする。 今回はより洗練された…
社会的妥当性とは 社会的妥当性(social validity)という言葉がある。これは大雑把に言ってしまえば、応用行動分析学研究で実施される介入プログラムが社会的に容認されるかについて、介入によって実際に利益を受けるメンバーに評価させようという考えであ…
確証的因子分析を行うと、モデルがどの程度データに当てはまっているかの指標が複数算出される。その解釈の仕方については検索するとよく出てくるが、その算出については調べてもあまり出てこないので手元で色々と試してた記録を残しておく。 確証的因子分析…
因子分析シリーズ記事。 その1(とりあえず試した編) その2(因子数の決定編) その3(様々な推定法編) その4(因子軸の回転編) その5(高次因子モデルと双因子モデル編) その6(確証的因子分析編) ずっと、同じデータセットというのも飽きてきたので違…
シリーズものの記事。過去の記事はこちら。 その1(とりあえず試した編) その2(因子数の決定編) その3(様々な推定法編) その4(因子軸の回転編) その5(高次因子モデルと双因子モデル編) 前回までは基本的に探索的因子分析(Exploratory Factor Analy…
因子分析についてのシリーズものの記事。 その1(とりあえず試した編) その2(因子数の決定編) その3(様々な推定法編) その4(因子軸の回転編) 今回はもう少し複雑なモデルということで高次因子分析モデルと階層因子分析モデルのうち双因子モデルを試し…
まだまだ因子分析の続き。 その1(とりあえず試した編) その2(因子数の決定編) その3(様々な推定法編) 今回は因子の回転について。 様々な因子軸の回転法 このシリーズものの記事では、Rのpsychというパッケージのfa()という関数を使っているのだが、こ…
通常学級の特別支援─今日からできる! 40の提案─作者: 佐藤愼二,鈴木香織出版社/メーカー: 日本文化科学社発売日: 2008/04/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 15回この商品を含むブログ (4件) を見る 通常学級の特別支援セカンドステー…
以前からの続きで因子分析を試してみるシリーズ。 その1 その2 今回はいろいろな推定方法について。あいもかわらず清水先生のスライドを頼りにしながら試してみる。 Rで因子分析 商用ソフトで実行できない因子分析のあれこれ データセットは前回、前々回と同…
Rは大変便利な言語なのだけれど、大規模なデータの扱いは苦手と言われている。その理由は、データをメモリに全部載せて作業するので、メモリの量によって扱える操作が制限されるとういもの。最近やや大規模なデータを扱う必要があってその処理の仕方を勉強し…
以前に書いた記事の続き。 nekomosyakushimo.hatenablog.com 前回は固有値を求めスクリープロットを書いて因子数を決定したが、因子数の決め方にも色々あるらしいので、それを試してみる。参考にしたのは関西学院大の清水先生の次のスライド。この記事の内容…
思いつきで何かをやりたくなるということがあって、今は因子分析な気分なのでやってみる。ちなみに多変量解析の経験値はほぼゼロ。 データセットの準備 ここのところマイブームがアセスメントなので、知能検査のデータセットを使うこととする。Rのパッケージ…
次の論文にさらっと目を通した。 Structure of the Wechsler Intelligence Scale for Children – Fourth Edition in a Group of Children with ADHD ADHD児を対象にWISC-Ⅳのデータについて確証的因子分析でいろいろなモデルを比較したというもの。 論文の内…
自閉症のコミュニケーション指導法―評価・指導手続きと発達の確認作者: リンダ・R.ワトソン,エリックショプラー,キャサリンロード,厚地友子,神尾陽子,金野公一,内山登紀夫,幸田栄出版社/メーカー: 岩崎学術出版社発売日: 1996/04メディア: 単行本この商品を…
視覚的探索課題(visual search task)をASD児者対象に行った文献についてのメモ。抄録読んでパラパラと図表を眺めただけのものがほとんどだけど。 Plaisted, O’Riordan, & Baron-Cohen (1998) 直接的なのはこれが最初かな?特徴探索と結合探索で、ASDは結合…
ジョブコーチや職リハ界隈で名前は聞くのだけれど、どういう出自を持つのか知らなかったのでネットで見れる文献を中心に調べてみた。 『職業リハビリテーション』の論文より 『職業リハビリテーション』というジャーナルに「ジョブコーチの援助技術―システマ…
先日パソコンを買い換えたのだがそれに合わせてもろもろの環境設定とかも新たに行った。 その一環としてPsychoPyをスタンドアロンのアプリでなく、ターミナルから動かすように設定したので、その流れの覚書。使っているのはMacBookPro13.3 でTouchBarなしの…
心理尺度のつくり方作者: 村上宣寛出版社/メーカー: 北大路書房発売日: 2006/09/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (5件) を見る上記の本に次のような記述がある。 因子分析は半世紀の歴史を持つが, 変量が1…
急に謎のモチベーションが出て手を出してみる。ダウンロードは公式から。zipを展開するだけ。簡単。Processing.org ダウンロードができたら次のサイトを参照にしながらいじってみる。liginc.co.jp画面はこんな感じ。真ん中にコードを書いて再生ボタンで実行…