猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。最近は心理学関係の内容が多めです。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

グラフの視覚的な読み取りについて英語で言うと...

Focus on Autism and Developmental Disablitiesの最新号のabstractを流し読みしていたら、次のような書き方を見つける。 According to the visual analyses, students performed better with adapted and interactive video clips. Evmenova, Graff, Behrma…

多層プローブデザインについて

単一事例研究の中に多層プローブデザインというものがある。これは、多層ベースラインデザインの一種である。簡単に言えば、一つの層が介入条件にあるときには、介入をしない他の層では測定をしないデザインである。そして、新しい条件が加わえられる時点で…

南風原ほか編『心理学研究法入門』

心理学研究法入門―調査・実験から実践まで作者: 南風原朝和,下山晴彦,市川伸一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2001/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (13件) を見る大変勉強になる本だった。調査、実験、実践と心理…

ある独立変数の影響を取り除く話

以前の記事、公立特別支援学校教員の平均勤続年齢と平均給与月額のグラフを描いた。散布図にラベルをつけて遊んでみる - 猫も杓子も構造化そこでは、平均勤続年数が長い都道府県ほど、平均月額給与が高いという至極当然の結果であった。 今回はその延長線の…