猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。最近は心理学関係の内容が多めです。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

進一鷹『知的障がい・自閉症・学習障がいの子どもへの学習支援ー<ことば・文字・数>の学習と指導の実際』

知的障がい・自閉症・学習障がいの子どもへの学習支援―“ことば・文字・数”の学習と指導の実際作者: 進一鷹出版社/メーカー: 明治図書出版発売日: 2010/05メディア: 単行本この商品を含むブログを見る文字や数の学習などの教科学習に至る前の段階から、初期の…

死人テストあれこれ

調べたことを書いてみようのコーナー。行動分析で使われる「死人テスト(Dead-man test)」。考えたのはLindsleyという研究者で1965年が初出らしい。どういった経緯でこの考え方が出てきたかなど調べるため原典をあたろうと思ったのですが、なかなか見つから…

物理的構造化と活動の意味

自閉症児(者)の支援をする際に、活動場所と活動を1対1対応させると良いと言われる。いわゆる「物理的構造化」というやつだ。でも、ただ対応されれば良いわけではない。というのも、場所と活動をいくら対応させたところで、その活動が自閉症児(者)にとっ…

標本抽出の方法とかについて

調べたことを書いてみようのコーナー。特別支援界隈だと有名な「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」。発達障害の疑いがある児童・生徒は、2002年の調査だと6.3%だったものが、2012…

小池敏英・北島善夫『知的障害の心理学ー発達支援からの理解』

知的障害の心理学―発達支援からの理解作者: 小池敏英,北島善夫出版社/メーカー: 北大路書房発売日: 2001/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (1件) を見る内容は書名の通りで、知的障害について心理学でなされてきた研究の成果…