猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。最近は心理学関係の内容が多めです。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

山田剛史他『Rによるやさしい統計学』

Rによるやさしい統計学作者: 山田剛史,杉澤武俊,村井潤一郎出版社/メーカー: オーム社発売日: 2008/01/25メディア: 単行本購入: 64人 クリック: 782回この商品を含むブログ (68件) を見る最近この本を読んでいるがとても良い。特に、標本分布などを実際にデ…

アメリカ知的発達障害学会

アメリカ知的発達障害学会(と訳すのかは知らないけどAAIDD)のホームページを見ていると、色んな研究があるんだなぁと勉強になる。無料で見れる記事やら講義やらがとても充実している。aaidd.org

旭出学園教育研究所編『S-M社会生活能力検査の活用と事例-社会適応性の支援に活かすアセスメント』

S-M社会生活能力検査の活用と事例 ‐社会適応性の支援に活かすアセスメント‐作者: 旭出学園教育研究所出版社/メーカー: 日本文化科学社発売日: 2015/01/30メディア: 単行本この商品を含むブログを見るまず印象に残ったことは、この検査から分かることはあくま…

TTAP副読本を読む(続き)

前回の記事の続き。nekomosyakushimo.hatenablog.com 後半の事例と解説を読んだメモ。【事例7】 特別支援学校での移行支援への活用。主に対人関係面のソフトスキルを指導している。DACを作業学習内に取り入れている例が紹介されている。文字ベースの手順表や…

梅永雄二・服巻智子 著/監修『副読本:TTAP 自閉症スペクトラムの移行アセスメントプロフィールTTAPの実際』

TTAPの研修会に行った時に買った『副読本:TTAP 自閉症スペクトラムの移行アセスメントプロフィールTTAPの実際』を読んでいる。国内での実践事例をまとめた本だ。ブックストア フロム・ア・ヴィレッジ最初にTTAPの概要についての紹介がごくごく簡単にされて…

アセスメントの実施と情報量の増減

アセスメントによって数字が出ると何か情報量が増えたような気持ちがしてくる。ところが実際の情報量としては減っているんじゃないかとかそんな話。フォーマルアセスメントを実施すると言語理解指標が90だの、プランニング得点が115だの数値が出てくる。でも…

S-M社会生活能力検査の用途

前回の記事と同じシリーズ。nekomosyakushimo.hatenablog.com今度はS-M社会生活能力検査で調べてみた。S-M社会生活能力検査の活用と事例 ‐社会適応性の支援に活かすアセスメント‐作者: 旭出学園教育研究所出版社/メーカー: 日本文化科学社発売日: 2015/01/30…

TTAPの用途

アセスメントの用途に関心を持っている。昔大学生だった頃に受けた言語テスト(language assessment)についての授業で、テストの有用性はテストそのものの特性だけでは決めることができず、テストを使う目的や具体的な状況などに左右されるということを教わ…

機能主義と観察の時間的な幅について

年賀状の代わりに、ぐだぐだとまとまりのない考え事をお送りいたします。今年もよろしくお願いします。WISCの下位検査に「積木模様」というものがある。所定の数の積み木を組み合わせて、示されたお手本と同じになるように積木を構成する課題である。簡単な…