守秘義務について考えるときにはタラソフ判決というものが参考になるらしい。簡潔に言えば、クライエントが「おれは〇〇を殺すぞー」とカウンセラーなりセラピストなりに言っていて実際に〇〇に危険が差し迫っている場合には、カウンセラーなりセラピストは守秘義務の例外状況として、犠牲者になりうる人に警告したり警察に通告しなければならないということである。
ちなみにタラソフというのは殺されてしまった被害者の名前であり、事件の概要は次の論文に載っている。
アメリカにおける精神科医療過誤訴訟
ちなみにちなみに虐待が疑われるケースというのも守秘義務の例外のうちの一つである。