猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。ブログ名にあまり意味はありません。

正の強化・負の強化という言い方をやめにしよう

表題の通りの主張です。代わりに「好子出現の強化」「嫌子消失の強化」を使うと良いと思う。

なぜこんなことを思ったのかと言うと、先日「行動分析の専門家」を自称する人が負の強化を誤った用法で解説しているのを聞いたからである。その人はストーカーを例に出しながら、被害に遭っている人から「キモい」とか「やめて」とか言われたりするのが、「しつこく電話する行動」を強化していると説明し、このようなネガティブな内容でも行動を強化することがあることを「負の強化」だと説明していた。

この説明は完全に誤りである。被害に遭っている人からの「キモい」だの「やめて」だの反応がストーカーにとっての好子な訳だから、これは典型的な「正の強化」である。しかし、その専門家は「負の」という言葉のイメージに引きづられて、勘違いしてしまっている訳であった。

好子出現と嫌子消失という言い方にすれば、すくなくとも消失されているものは何もないだろうと気づいて、そんな誤解もなくなるだろう。

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