猫も杓子も構造化

発達障害、特別支援などについて書いています。最近は心理学関係の内容が多めです。

自閉スペクトラム症と視覚的探索課題と

視覚的探索課題(visual search task)をASD児者対象に行った文献についてのメモ。抄録読んでパラパラと図表を眺めただけのものがほとんどだけど。

Plaisted, O’Riordan, & Baron-Cohen (1998)

直接的なのはこれが最初かな?特徴探索と結合探索で、ASDは結合探索であまり遅くならなかったというもの。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9690940

O’Riordan, Plaisted, Driver, & Baron- Cohen (2001)

同じ研究室のさらなる実験でも視覚探索強いとの話。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11424657

O'Riordan & Plaisted K.(2001)

それらの結果が生み出されるメカニズムはなんだろねーって研究。enhanced ability to discriminate between display itemsが原因だとのこと。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11765744

O’Riordan (2004)

同様の結果が得られるか、大人を対象に拡張したもの。同じような結果になったとの報告。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15358868

Jarrold, Gilchrist, & Bender (2005)

「X」とか「Y」とかの文字じゃなくて、ピエロの画像みたいなものでもやられている。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15985068

Rinehart, Bradshaw, Moss, Brereton, & Tonge(2008)

「復帰の抑制」(inhibition of return)という概念があって、これは注意が最初に向けられていた場所から他の場所に移動するともと注意があった場所や物体には注意を向け直しにくくなることが知られているのだけれども、この現象を切り口に視覚探索の結果を検討したものもある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18445734