2017-01-01から1年間の記事一覧
シングルケースデザインの研究は折れ線グラフをよく使いますが、そのグラフをRで描く方法を調べたのでその備忘録を。とりあえず仮想的なデータを作って見ます。指導のセッションの回数を重ねる毎に自傷行為の生起頻度がどう変化していったかのようなケースを…
岡田信吾・大竹喜久・ 柳原正文 (2009). 発達障害児に対するソーシャルストーリー(TM)研究の概観. 岡山大学大学院教育学研究科研究集録, 141, 11–28.発達障害児に対するソーシャルストーリー(TM)研究の概観 - 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 141巻 - 雑…
Autism Spectrum Conditions: FAQs on Autism, Asperger Syndrome, and Atypical Autism Answered by International Experts作者: Sven Boelte,Joachim Hallmayer出版社/メーカー: Hogrefe Publishing発売日: 2013/09/04メディア: Kindle版この商品を含むブ…
ABA versus TEACCH: the case for defining and validating comprehensive treatment models in autism. - PubMed - NCBI自閉症への介入プログラムは様々あるが、それらの中でも有名なABAとTEACCHに焦点をあててそれらの社会的妥当性(social validity)を検討…
発達障害・特別支援関係で興味のあるものをまとめてみます。 偏りがあるかもしれませんが、それは私の興味の偏りですので悪しからず。 随時追加していく予定です。(2017年5月7日現在9件) Focus on Autism and Other Developmental Disablities SAGE Jour…
Effectiveness of the Picture Exchange Communication System (PECS) on Communication and Speech for Children With Autism Spectrum Disorders: A Meta-Analysis | American Journal of Speech-Language Pathology | ASHA PublicationsPECSの効果につい…
Focus on Autism and Developmental Disablitiesの最新号のabstractを流し読みしていたら、次のような書き方を見つける。 According to the visual analyses, students performed better with adapted and interactive video clips. Evmenova, Graff, Behrma…
単一事例研究の中に多層プローブデザインというものがある。これは、多層ベースラインデザインの一種である。簡単に言えば、一つの層が介入条件にあるときには、介入をしない他の層では測定をしないデザインである。そして、新しい条件が加わえられる時点で…
心理学研究法入門―調査・実験から実践まで作者: 南風原朝和,下山晴彦,市川伸一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2001/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (13件) を見る大変勉強になる本だった。調査、実験、実践と心理…
以前の記事、公立特別支援学校教員の平均勤続年齢と平均給与月額のグラフを描いた。散布図にラベルをつけて遊んでみる - 猫も杓子も構造化そこでは、平均勤続年数が長い都道府県ほど、平均月額給与が高いという至極当然の結果であった。 今回はその延長線の…
発達障害のある子の困り感に寄り添う支援 (学研のヒューマンケアブックス)作者: 佐藤暁出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2004/08/24メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る同じ著者の『自閉症児の困り感に寄り添う支援』がとっ…
意味はよく分からないけどグラフを描いてみようのコーナー。せっかくRについて入門したのだから適当なデータを適当にグラフにしてみるだけして遊んでみます。そのグラフが何を意味するのか等はとりあえず置いておいて。今回使うデータはこれ。平成25年度実…
Fuchs, D., & Fuchs, L. S. (2006). Introduction to Response to Intervention: What, why, and how valid is it? Reading Research Quarterly, 41, 93-99.Introduction to response to intervention: What, why, and how valid is it? - FUCHS - 2006 - Re…
Rによるやさしい統計学作者: 山田剛史,杉澤武俊,村井潤一郎出版社/メーカー: オーム社発売日: 2008/01/25メディア: 単行本購入: 64人 クリック: 782回この商品を含むブログ (68件) を見る 『Rによるやさしい統計学』を一通り読み終えた。Rという言語そのもの…
フリスによる『自閉症の謎を解き明かす 新訂版』(東京書籍)の11章に脳画像研究についての概説がある。新訂 自閉症の謎を解き明かす作者: ウタフリス,冨田真紀,清水康夫,鈴木玲子出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 2009/02/18メディア: ハードカバー クリッ…
服部 環, 藤田 和弘, 石隈 利紀, 青山 眞二, 熊谷 恵子, 小野 純平(2014).日本版KABC-IIの尺度構成と標準化. 日本教育心理学会総会発表論文集 (56), 276, 2014-10-26CiNii 論文 - PB023 日本版KABC-IIの尺度構成と標準化(測定・評価・研究法,ポスター発表B)…
Rによるやさしい統計学作者: 山田剛史,杉澤武俊,村井潤一郎出版社/メーカー: オーム社発売日: 2008/01/25メディア: 単行本購入: 64人 クリック: 782回この商品を含むブログ (68件) を見る最近この本を読んでいるがとても良い。特に、標本分布などを実際にデ…
アメリカ知的発達障害学会(と訳すのかは知らないけどAAIDD)のホームページを見ていると、色んな研究があるんだなぁと勉強になる。無料で見れる記事やら講義やらがとても充実している。aaidd.org
S-M社会生活能力検査の活用と事例 ‐社会適応性の支援に活かすアセスメント‐作者: 旭出学園教育研究所出版社/メーカー: 日本文化科学社発売日: 2015/01/30メディア: 単行本この商品を含むブログを見るまず印象に残ったことは、この検査から分かることはあくま…
前回の記事の続き。nekomosyakushimo.hatenablog.com 後半の事例と解説を読んだメモ。【事例7】 特別支援学校での移行支援への活用。主に対人関係面のソフトスキルを指導している。DACを作業学習内に取り入れている例が紹介されている。文字ベースの手順表や…
TTAPの研修会に行った時に買った『副読本:TTAP 自閉症スペクトラムの移行アセスメントプロフィールTTAPの実際』を読んでいる。国内での実践事例をまとめた本だ。ブックストア フロム・ア・ヴィレッジ最初にTTAPの概要についての紹介がごくごく簡単にされて…
アセスメントによって数字が出ると何か情報量が増えたような気持ちがしてくる。ところが実際の情報量としては減っているんじゃないかとかそんな話。フォーマルアセスメントを実施すると言語理解指標が90だの、プランニング得点が115だの数値が出てくる。でも…
前回の記事と同じシリーズ。nekomosyakushimo.hatenablog.com今度はS-M社会生活能力検査で調べてみた。S-M社会生活能力検査の活用と事例 ‐社会適応性の支援に活かすアセスメント‐作者: 旭出学園教育研究所出版社/メーカー: 日本文化科学社発売日: 2015/01/30…
アセスメントの用途に関心を持っている。昔大学生だった頃に受けた言語テスト(language assessment)についての授業で、テストの有用性はテストそのものの特性だけでは決めることができず、テストを使う目的や具体的な状況などに左右されるということを教わ…
年賀状の代わりに、ぐだぐだとまとまりのない考え事をお送りいたします。今年もよろしくお願いします。WISCの下位検査に「積木模様」というものがある。所定の数の積み木を組み合わせて、示されたお手本と同じになるように積木を構成する課題である。簡単な…